正岡子規の言葉。子規は確かに俳句の人だから、こういうことを言えるのかもしれない。しかし、多かれ少なかれ影響は受けた言葉である。ただ私の文章に反映されているかというと、されていない。（多分これはもう性格だからどうしようもない...長くて抒情的な文章が好きだから）

この言葉を受けて、俳句ってすごいなと思った。文字数が一番短い。けれどその中に、いろんな意味を込めている。

違う話だが、たとえば、桜の美しさを文章で表してみよう。恐らく、言葉を言い尽くせば桜の美しさは伝わるだろう。しかしここで、「桜の樹の下には屍体が埋まっている！」とひとこと言ったらどうだろう。このひとことで、桜の美しさ、妖艶さが表されてしまうのだ。こんな、一言を紡ぎだしたいものである。

（2016.07.21）