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忠直卿行状記

菊池寛の本。中学生のとき感動した。中学生のとき、なんとなく自分はずっと仮面をかぶっているなと思っていて。中学生までは、自分で言うのも難だが、勉強しなくても成績が良かった。それが自分でもよくわからなくて、なんかずっと違和感があって、本当はそんなに賢くないのにってずっと思っていた。その気持ちが、忠直卿と重なって好きな作品だった。太宰なんかとはまた違った感覚だったような気がする。

(2016.07.21)

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