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生きている甲斐ありとつくづく思ふ。

しかしまたいつ死んでもよいと思ふ。

河上肇さんの詩の一部です。この人はこういう詩が多くて好きです。この境地が目指すところです。河上肇は、「日本のアウトサイダー」(河上徹太郎)で知ったような気がします。この部分からも河上肇が本当のアウトサイダーに近いなと思った記憶があります。偏見かもしれませんが、中原中也や太宰治はまだ世間を嫌がっていたような節があって、河上肇はこうまで言ってのけてしまう力があるのですごいなと思っていました。アウトサイダーについての考察は昔、もっと考えていたはずなのですが....また読み直さなければ。

(2016.07.21)

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